牛肉の部位
「サガリ」ってどんなお肉?
風味
脂質
肉質
カロリー
「サガリ」の語源🧐
同じ横隔膜の部位である「ハラミ」と、まとめて扱われることもありますが、厳密には別の部位です。横隔膜の肋骨部分にぶら下がっていることから、「下がり(サガリ)」と呼ばれるようになりました。英名でも「HANGING TENDER(ハンギングテンダー)」と呼ばれていて、ハンギングが「吊るす」、テンダーは「柔らかい」という意味なので、和名も英語名も同じ語源を持っていることになります。遠く離れているのに、面白いですね。
ハラミ同様、見た目は赤身肉ですが、筋肉に当たる部位のため、分類上はホルモンにあたります。ハラミよりも更に脂分が少なく、よりあっさりとした口当たりが特徴。更に、「TENDER(柔らかい)」という英語名からもわかるように、牛肉の中でもトップクラスに柔らかい部位です。
ハラミとサガリの違いをまとめると、以下のような形でしょうか。
- ハラミ:横隔膜の背中側の部位。味が濃く、サガリより脂も多め。肉感強め。
- サガリ:横隔膜の一部で腰椎に接する部位。脂が少なく、あっさり。柔らかい。
「サガリ」はかなりの希少部位!✨
サガリは、牛一頭につき、わずか800gしか取れない部位です。希少と呼ばれる部位の中でもトップクラスと言えるでしょう。出会ったら、ハラミとの風味や食感の違いを比べて、楽しんでみるのも良いですね🤩
オススメ!
「サガリ」の美味しい食べ方
サガリを美味しくいただくのであればステーキが定番!🥩
ハラミと同様、サガリもステーキでいただくのが一番です。更に、サガリはハラミより脂質が少なく柔らかい赤身肉なので、肉は食べたいけれどヘルシーに!という場合に最適です。
注意点としては、ハラミもサガリも共に赤身肉ではありますが、分類は内蔵(ホルモン)なので、レアで食べると食中毒のリスクがあります。調理する際は、じっくり目によく焼くようにしましょう。
サガリの食感を最大限に生かすサンドイッチもおススメ!🌭
サガリは肉質が柔らかいため、パンとの相性もバッチリです。
調理は簡単。サガリを細切りにして焼肉のタレに10分ほど漬けておきます。その後、強火のフライパンで一気に焼き上げます。パンは、ホットドッグ用のものでいいでしょう。事前に軽くバターをサッと塗って焼いておきます。パンの真ん中に切れ目をいれ、先ほど焼いたサガリを間に挟んでいただきましょう。これだけでも十分美味しいのですが、お好みでキャベツや、スライスしたゆで卵、トマトなどをトッピングしてもいいですね。
サガリの食べ方に迷ったら焼肉で間違いなし!🔥
サガリをどう食べるか迷ったら、もうシンプルに焼いてください(笑)焼き方のコツは前述しましたが、赤身肉と言っても内蔵に分類される部位なので、全体的に少し焦げ目がつく程度までしっかり焼き上げてから食べるようにしましょう。タレか塩のどちらで食べるのかは、お好みで!