特徴

風味

あっさり
濃厚

脂質

少ない
多い

肉質

硬い
柔らかい

カロリー

低い
高い
0 kcal / 100g

肩から背中にかけてのロース肉の首に近い部位。

ロース肉は2種類で、「肩ロース」と「リブロース」。どちらもよく耳にする名前ですね。そのうちの一方が「肩ロース」です。「クラシタ(関西での呼び名)」「チャックアイ(英語名)」と呼ばれることもあります。牛肉の部位の中では、とても大きな部位です。

きめ細かい肉質に加え、風味が良く、程よい食感と濃厚な味が特徴。適度な霜降り具合のため、ステーキ・煮込み・すき焼き・しゃぶしゃぶと色々な食べ方ができます。旨味をより引き出すため、薄切りにして食べられることが多いですね。

カロリーはちょっと高めだが、栄養豊富で高たんぱく!

カロリーは他の部位に比べてちょっと高めですが、高たんぱく質で「ビタミンB1」「カルニチン」といった成分も多く含まれているので、ダイエット中にもおすすめ。

「たんぱく質」は、よく知られている通り筋肉を作る成分です。筋肉をつければ基礎代謝が上がり、太りにくく脂肪のつきにくい身体になります。糖質をカットして高タンパクな食事でダイエットをする人も多いですね。

「ビタミンB1」には、糖質の代謝を促してくれる働きがあり、肥満の予防に効果的です。糖質を摂取すると、インスリンというホルモンの働きによって糖質が体脂肪に変換されるため、太る原因になってしまいます。ビタミンB1を摂取すると、体脂肪に変わる前に糖質を代謝してくれます。

「カルニチン」には、体脂肪を燃焼してくれる働きがあると言われており、多くの脂肪燃焼サプリにも配合されている成分!ダイエットに非常に効果的です。

カロリーはちょっと高めですが、栄養豊富な肩ロース。薄切りにして余分な脂を落としたり、工夫しながら美味しくいただきたいですね。

豆知識。「ロース」という名前の由来は?

「ロース」という部位名は英語のように聞こえますが、実は「roast(ロースト=焼く)」が訛って生まれた和製英語。「ロースト(焼く)に適した肉の部位」という意味になります。名は体を表すですね。

関西では「クラシタ」とも呼ばれます。

肩ロースは、関西では「クラシタ」とも呼ばれます。これは「鞍(くら)の下」という意味で、馬や牛に乗る際に鞍を置く箇所の下にある肉ということですね。焼肉屋さんなどで「クラシタ」という表記になっていることも結構あるので、頭に入れておきましょう。

英語名「チャックアイ」も覚えておこう!

ちなみに、英語で「肩ロース」は「Chuck Eye Roll(チャックアイロール)」と言います。最近では、肉バルなどで「チャックアイ」という表記を見かけることも増えてきたように思います。覚えておくと、ちょっと自慢できそう。

「ザブトン」「ハネシタ」って??

肩ロースつながりで、「ザブトン」や「ハネシタ」という名前を聞くことがあります。これは、肩ロースの一部希少部位を特別な名前で呼んだものです。「ザブトン(ハネシタ)」は、肩ロースのあばら側へと続く外側の部分で、肩ロースの中でも霜降り(サシ)がたくさん入っている部位です。「ザブトン(ハネシタ)」の部位解説はこちら!

美味しい食べ方

薄切りにして、すき焼きやしゃぶしゃぶに!

少し筋がある部位なので、塊肉で食べるよりは薄切りにして食べるのがおすすめです。薄切りで並んでいると、サシと赤身のグラデーションがとても綺麗で高級感があります。ちょっとしたお祝いにすき焼きなどで食べると幸せですね。

鉄板のローストビーフ!

肩ロースはローストビーフにもおすすめです。比較的安く手に入る部位なので、塊肉で買ってきて、まるごと炊飯器や低温調理器で調理すると、手軽に美味しく最高のローストビーフが出来上がります。

ポイントは温度を上げすぎないこと。肉が硬くなるのを防ぐため、低音でじっくり調理することが大事です。最近は低温調理が料理好きの間で密かなブームですが、興味がある方は是非一度チャレンジしてみて欲しいです。お店で仕上げたローストビーフのような感動が、自宅でも味わえます。

筋切りをしてステーキにも。

薄切りがおすすめですが、赤身のしっかりした歯ごたえがお好きな方には、筋切りをしてがっつりステーキもおすすめです。最近は赤身ステーキが人気なこともあり、肉バルやレストランでもステーキにして提供しているところをよく見かけます。赤身のしっかりした肉質と風味、適度な脂質と、赤身好きにはたまりません。